彼女はそれまで“外の世界”を知らなかった。
初めて触れるモノ、初めて見る風景、そして初めて出会う人々……。
そんな“世界”の広がりに、戸惑い、驚き、目を見開く。
名前は紗名(さな)。
“研究所”と呼ばれる施設で、“外の世界”を知らずに生まれ育った少女。
しかも、あらゆる想像を具現化する——「アリスの夢」と呼ばれる特殊な能力の持ち主でもあった。
そして初めての“外”で、彼女はひとりの老人と出会う。
名前は樫村蔵六。「曲がったことが大嫌い」で「悪いことは悪い」という頑固じいさん。
そんな蔵六との出会いが、紗名の運命を大きく変えていく。
紗名を追う謎の組織、次々と現れる能力者たち、そして心優しい人々との出会い……。世間知らずだった“アリス”は、鏡の門(ルッキング・グラス)を抜けて、世界の本当の姿を知ることになる。
——そう、これは、私がまだ、自由に夢の国へ行けた頃の話。
続きが気になる
前半は非常に楽しめた。爺さんかっこいい。
☆☆☆☆
オープニングがいいんすよ。かもふかもなく。
良くも悪くもない改変、その意味とは。
原作の面白さには、遠く及ばない出来だった。
それは主にアクションシーンの演出がイマイチだったことに起因する。特に1話と5話の品質が褒められたものではない。
演者としては、クレイジーボックスの大塚芳忠さん、ミュージックレインの豊崎愛生さん、俳協の高橋未奈美さん、らの芝居が特に素晴らしかった。
逆に、回りが巧者揃いな分だけリンク・プラン内田秀さんの芝居からは若さと経験不足を感じてしまった。惜しい。
11-12話の改変、意図を掴みかねる。
良くなってるとも悪くなってるとも、アニメーションだから必要だったとも思えない。
原作漫画のままで弱いとも思えないので、何故そうしたのかがわからない。