イントロピアノ
私は伴奏の音がアニメ版と違うことに気づき、この映画のために新たにスタジオで録音された音だと感じました。
オープニング
capitolo 1では『ゴンドラの夢』が用いられなかったが、定番だった第1期OP『ウンディーネ』と静止背景の作品タイトル、各話ごとのストーリーに組み込まれたop映像、タイトルカットが、制作者の意図をもって演出されました。純粋な伝統と、懐かしい印象付けが素晴らしいです。
また2期『ユーフォリア』、3期『スピラーレ』。サンマルコ広場の達人も登場しています 🎩☕✨️
新人の3人では「恥ずかしいセリフ禁止」が発令されません。灯里の願い「温泉」「海水浴」
成長したアイ、灯里
彼女がARIAカンパニーにいること、そしていつの間にかシングルになっていたことに感動していましたが、時の流れが実際に当時のアニメ放送からあることを「作成時期」と「作中の時間経過」と重ねるとなんだか不思議な気分になります。また、灯里の落ち着きと微笑みはアリシアさんにとても似ている。
(アニメ各回のアウトロは「アイへの手紙」の読み上げだったが、いまはもう近くに彼女がいること)
BGMの使い方
場面転換としての『満月のドルチェ』、これぞミラクルな独唱『コッコロ』。アクアアルタ『夏の妖精』。
(確かに “水の三大妖精“ で引退したのはアリシアだけであり、その時の晃とアテナはまだ現役でした。「小さな女の子」の気持ち、しっかりした大人『夕闇漕ぎ』『水の鏡』『夕立のあとで』の流れを捉えます。
(思うに、1期のostが「象徴」だとすれば、2期は「光と影」。3期は「情熱のあとで」🌅)
不思議と奇跡 🐈⬛
「たまに不思議と出会う」という表現からケット・シーの登場を予感していたが、彼らは本当に出現した。(The NATURAL 「その 影のない招くものは…」には未だ多くの謎が残っている)。また「その カーニバルの出逢いは」のラストシーンでアリア社長が迎えに来た(迎えに来なければ帰れないかもしれなかった)ことは、アイが路地裏に迷い込むシーン(少し長いアリア社長が走る描写)を安心させます。「Porta del gatto」, ゆっくりと垂直下方向にスライドする灯里。
3人の少女/秘密の路地/大好きという想い/Lumis Eterne
キーワード:『不思議な素敵』『素敵な宝物』
アリシアさんのお仕事
「水先案内業界の仕組みを変える」
固定観念から見る「深夜の会合」、このアニメにそういった意図がないのはもちろん知っているが、彼女の立場や仕事の実情はわたしを少しだけ疑わしい気持ちにさせます、男性役員、結婚相手の「彼」…。アテナ「断れないご指名のお仕事」。
capitolo 3 でアリシアだけのARIAカンパニーを見てグランマのことを思い出していたら、彼女は本当にお茶会に来てくれた!!
寂しい = 良いこと 🎐
電車の中から見た桜の木をわたしは覚えています。ゴンドラさんとの別れが『雨降花』によって演出されたことも。
今回は『夕凪』(あのコーラスと灯里のセリフ、鈴の音、海の音が重なり始める最も素晴らしいシーンを見ましたか?)。寂しさを感じてしまうのは「大好き」という感情があるからで、アリシアの “淀み” に対して「良いこと」という意見を持てる灯里はどこか大人びて見えます。願いのカタチ、アーニャの視線「オレンジの風」。集大成でした。
さあ漕ぎ出そう 🛶
夏へのトンネル、さよならの出口
『ウラシマトンネル』
浦島 太郎。弄ばれた亀、乙姫様、玉手箱?
「約束を破ると悪いことが起こる」
「過ぎてしまった時間は戻らない」
海の中、水族館デートで花城さんの “怖さ” を描いたのはなんとも皮肉が効いていました。特別な世界。ビスマス鉱石。消えたインコ?
イントロシーン
『教室の雑音、雨の音と環境音』から始まりますが、主人公がイヤホンを耳に着けた時にこのオープニング曲とクレジットが演出として重なることを知りました。素晴らしい演出、これが私たちが昔から音楽を聴く理由です。
二人の出会い
「何かハッとしたような表情」?
二つの飛行機雲、雨が降り始める。
クラシック曲 タイトルの入り
紫陽花の枯れる季節、向日葵のカサ。紅葉。
カットの多用
ヒロインが舌打ちをすれば口元が映し出され、視線が泳げば目元のみが一瞬のカットで描かれます。プールサイドの視線移動。メールを開く中央のボタン
背景
「ド田舎」「有線イヤホン」「赤外線通信」
面白いのは、昔の古い映像を見る時に色あせとその生活様式の違いが目に付く(現実世界で)が、『本作は最新の映像・アニメーション技術によって昔の風景が描かれ、田舎という舞台設定がその時代設定の古さを全く感じさせない』という奇妙な感覚です。例えば、時間の差によって携帯電話の電池が切れてしまう。スマートホンの次に僕たちは何を使う?
家庭内暴力
妹の死から心を壊した父親とアルコール依存、精神的虐待。父親の再婚は彼らにとって “前進” のはずだが、「妹が戻ってくれば」という考え方と塔野くんの生き方に反してしまっています。
ロマンス?
挿入歌と周囲の噂、目標達成への協力によって二人の距離が縮まりました。水族館デートはシリアスですが、花火大会もシリアスです。「楽しかった」。漫画は人の一生よりも寿命が長く、自分の生きた証を残したいとはつまり自己肯定と自己実現、存在の証明になりそうです!
男性主人公の声がこの映画を決定づけた
「断片化されたセリフ」, 暗い印象よりも不器用さを感じさせます。
エンディング、私の妄想
時間の不可逆性を考えると、若者が好奇心を失う理由が見つからず「4.」以外の重めのエンディングが展開されるのではないかと予想して、花火大会のシーンから既に暗い気持ちになっていました。父親は東京にいるだろうか。送れないはずのメールとして事前設定を説明していたことがギミックでした。
eill『フィナーレ。』好き
でも、2000万再生は嫌い。