まずとにかく絵が綺麗で、景色とか特に海や雨、日差しの作画がすごかった。細かい所まで丁寧に描き込まれてた。ストーリーは、序盤は恒男とジョゼの交流が丁寧に描かれてて微笑ましい部分が多かったけど、その中でジョゼの心情の暗い部分も少し描写されてた。中盤以降、事故に遭った恒男とそれにショックを受けるジョゼの悩みや苦悩が描かれててシリアスになったけど、ジョゼの書いた絵本を通じて恒男が奮起する展開に感動した。絵本の内容には序盤の恒男とジョゼの交流が写されててすごく良い演出だった。終盤で、別れようとしたジョゼを恒男がみつけて、お互いに想いを伝えたシーンは最高だった。恋愛的にも最高のハッピーエンドだったのは勿論良かったし、夢をみつけて前に進むことに決めたジョゼと、夢を叶えるために困難に立ち向かうことを決めた恒男、「夢」もこの作品のテーマだったと思う。総じて素晴らしい作品だった。ゲスト声優として見取り図の2人が出演してたのもプラス要素。