人間とあやかしが紡ぐドラマ、そしてあやかしのバトルが面白い作品だった。この作品の1番の魅力は、とにかく絵がめちゃくちゃ綺麗な所だと思う。主に葵を中心に登場人物が着物を着てるシーンが何回かあったけど、その着物の模様がすごく綺麗で、日本画みたいだった。ED映像もめちゃくちゃ綺麗で、「和風」あやかしファンタジーに相応しい美麗な絵だった。キャラクターデザインもかなり良くて、百千家に住んでる面々は勿論、ひまりの友達とか火車、那智先生とか、登場人物ほとんど皆が美男美女揃いですごく目の保養になった。ストーリー面では、人間であるひまりと、葵やあやかし達が交流することによって紡がれるドラマがとても面白かった。葵関連の設定はかなり重いなと思ったけど、ひまりと葵が少しずつ距離を縮めていく様子とか、惹かれていくのを見るのが楽しかった。最終回で葵がひまりに想いを伝え、花火をバックにキスするシーンは最高だった。他に、鵺の力を使う葵と、火車や敵のあやかし達とのバトルも派手で、先が予想できない展開も面白かった。和風あやかしファンタジーとして、とても面白い作品だった。