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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

昭和の名作を令和の高いクオリティで見ることができてとても良かった。個性的なキャラクターが沢山登場してテンポの良いコメディが展開されてすごく面白かった。原作マンガや昭和に放送した方のアニメは結構膨大な話数で、今回のリメイクでは人気エピソードを厳選して全4クールにまとめていたらしいけど、どの回も面白くて、この作品の面白さや魅力を伝えるのに十分だったんじゃないかと思う。少なくとも自分には十分伝わった。1クール目〜3クール目中盤あたりまでは1話あたり2.3本立ての場合が多くて、この構成もテンポの良さに繋がってたと思う。SF要素もある作品だからコメディはもはや何でもアリで、「あたるが調子に乗った結果何かしらやらかす→周りから、主にラムから制裁を受ける」という安定の流れを組み込む場合が多かったけど、毎回色々なキャラクター達による様々なコメディが展開されて飽きずに見ることができた。基本的にコメディ要素がかなり強めの作品ではあったけど、主にあたるとラムの関係性など、ラブコメとしての面白さもしっかりあった。あたるは女好きで美人に会えばすぐにナンパするような奴ではあるけど、ラムがいなくなったり、何か危険に晒されたりした時には寂しがったり本気で心配したりする奴でもあった。ラム相手には中々素直にならず強情な面があるけど、ラムのことを大切に想っているキャラだった。強情な面があるのはラムの方も同じで、特に最終章はあたるとラム双方の強情さが問題を少しややこしくした部分はあったけど、お互い似た者同士だし、作中で1番お似合いのカップルだった。最終回の「好きだと言わせる」というラムに対し、「今際の際に言ってやる」と返すあたるのやり取りが、最もこの2人らしいやり取りだった。あたるとラム以外にも、しのぶ、面堂、ランちゃん、テンちゃんを筆頭に4クールの中で個性的なキャラクターが沢山登場した。それぞれがメインとなる回がどれもすごく面白かったし楽しく見ることができた。令和の今であっても十分に通用する、名作と呼ばれるこの作品の良さを最大限に伝えてくれたとても良いリメイクだった。



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