お茶子とトガちゃん、双方が自分の思いや願いをぶつけ合う姿には胸が締め付けられた。人の血を吸うことはトガちゃんにとってその人への好意の表し方、それ以外の意味、勿論悪意なんて全くない。ただ純粋に好きという気持ちから来る行動。けど周りの人間とは違うし、異常な存在として見られてしまう。受け入れてもらえず苦しんできたトガちゃんの叫びが声優さんの演技も相まってとても辛かった。そのトガちゃんに真正面から向き合い、自分の言葉で思いをぶつけたお茶子にも同じ位胸を打たれた。「普通」のあり方、周りの多くの人間と違う部分がある時、それはおかしいことなのか、絶対に直さなければならないものなのか、お茶子とトガちゃんの姿からは色々なことを考えさせられるなぁと思う。