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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

 続きが気になるストーリー展開、大迫力の戦闘シーン、カッコ良いキャラの数々、3クール目もこれぞBLEACHだって感じで毎回すごく見応えがあって面白かった。
 この3クール目では、まず戦闘シーンのレベルが今まで以上に高くなっているように思った。1、2クール目の時点でも既に劇場版と言われても通用するレベルの神作画の戦闘シーンだったと思うけど、その迫力がさらに増していたのがこの3クール目における戦闘シーンだったと思う。特に一護対雨竜や雨竜対恋次の戦闘シーンは凄まじかった。スピード感やカメラワークなど、あらゆる面において最高レベルの大迫力戦闘シーンだった。
 また、この3クール目は個人的に好きなキャラの見せ場が多かったのもとても嬉しかった。京楽隊長やマユリ、藍染が特に印象的だった。特に、楽しみにしていた京楽隊長の卍解「花天狂骨枯松心中」は、和の演出がすごくおしゃれでカッコ良かった。藍染の黒棺もすごかったし、その威圧感はラスボスじゃないのにラスボス感全開だった。他に、グリムジョーやネリエル、リルカや雪緒など、今まで登場したキャラが総登場して、共闘する展開も最終章って感じですごく良かった。
 京楽隊長の七緒ちゃん、マユリとネム、ハッシュヴァルトとバスビー等、敵・味方ともに戦闘の中でキャラ単体として、そしてキャラ同士の関係が掘り下げられる回が多かったのも印象的だった。京楽隊長と七緒ちゃんは、隊長と副隊長としての枠を超えた2人の信頼関係の描き方とその掘り下げが丁寧だったし、七緒ちゃんが神剣・八鏡剣を託されて、京楽隊長のアシストを受けてリジェを倒すという展開が、2人の信頼関係を象徴しているようだった。マユリとネムも、隊長と副隊長という関係だけではない、一種の親子愛のような関係がとても良かった。戦いの中で成長するネムと、そのネムに対してある種の親の愛に近い感情を持つようになっていたマユリの描き方が丁寧だったし、ネムの犠牲と引き換えにぺルニダを倒す展開は辛いものではあったけど、マユリとネムの連携によって敵を倒すというこの展開も、2人の関係性を印象づける展開だと思った。京楽隊長と七緒ちゃん、マユリとネムは、2組とも連携して敵を倒すという展開の中で関係性が掘り下げられたけど、その一方で、敵対する中で関係性が掘り下げられたのがハッシュヴァルトとバスビーだった。友人だった2人のすれ違いを描き、最後にはハッシュヴァルトがバスビーを手にかけてしまうという展開はとても切なかった。最後のバスビーの笑顔とセリフに込められた意味や、当該回のサブタイトルの「FRIEND」の「END」の部分を赤くするという演出が本当に残酷だったと思う。敵陣営と味方陣営でキャラの関係性の掘り下げ方が対照的なのも印象に残った。
 3クール目を終えて、千年決戦篇もついにあと1クールという所まで来た。最終クールでは、いよいよ一護対ユーハバッハの戦いと死神対親衛隊の最終決戦が描かれるだろうし、味方陣営だと白哉や剣八、敵だとアスキン、個人的に好きなキャラの見せ場もあるらしいから楽しみにしている。最終クールも迫力ある戦闘シーンとワクワクするストーリー展開に期待したい。



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