どんどん堕ちていく有宇の姿が、歩未の存在が彼にとってどれだけ大きかったか物語っていた。 そして、そんな有宇をずっと見守っていた奈緒。彼女の能力がここで生きてくるとは。その行動は、彼女の責任感からくるものか、それ以外の感情からか……。 有宇を立ち直らせる流れ、周到に仕込まれていた伏線「オムライス」といい、やはりこのあたりの泣かせる作りは上手い。とんだとばっちりだったチンピラどもはご愁傷様、という感じだったけれど。
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