プリキュアの初回で特に重視したいのは、主人公のキャラクター。
共感できたり、憧れたりする要素があるのか。それはそのまま、プリキュアとしての資質につながるから。
炭水化物の虜、いつもおにぎりを食べているゆいを見ると吹き出してしまう。あのゆうゆうだって、そこまでではなかった。
常時おにぎりを食べているにも関わらず、太ることはないらしい。この事実に説得力を持たせる為にはスポーツ万能という裏付けがどうしても必要で、そのままプリキュアの素養にもなっている。坂道の乳母車にダッシュで追いつく脚力や、マリちゃんをかつぎ上げる怪力からも明らか。
また、サッカー部の友達が「見てるこっちも笑顔になっちゃう」と言った。まさにその通りで、ゆいが食に愛を持っていることは疑い様もなく。これは精神論だけでなくて、これもまた「レシピッピが見える」というプリキュアの素養につながっている。
おばあちゃんとの思い出でもある、「レシピッピの笑顔」を守りたいという動機、正義感もあり。プリキュアとしての資質を、これ以上何を詰め込めばよいのかという程の、スーパーな女の子だ。
担当声優の菱川さんは、変身後のゆいを男前キャラに演じていて(ご自身が憧れたであろう、キュアピーチの影響と想像する)、「このボイスはちょっと良いな」と放送前から思ってた。
自分にはこれで十分と思えるけど、次回予告によればどうやら、この「資質」がもう一度問われることになる様だ。
仲間集めより優先で、2話にこの様なエピソードが挿入される構成に既視感があると思ったら、ヒープリののどかっちだった。彼女も初回の時点で「真面目で正義感が強い」という美点を十分に見せていたが、それでもなお、2話で更に常軌を逸した正義感を見せつけられ、彼女の虜になった。
まずは来週、刺激的な2話に期待している。