ジャンプコミックス、32巻から33巻にかけての収録分。
33巻の表紙裏コメントは稲田先生。どうやらお疲れのようで、「連載はあと少しで終わるからもう少しだけがんばって」と当時の稲田先生を励ましたいところ。
今週は「凍れる時間の秘法」。この終盤、物語の秘密の核心に触れるキーワードが次々に披露されいる。
ファンとしては、物語が終わりに近づいていることを実感せずにはいられない。
万策尽きたかのように見えたところ、戦力差を覆すことも可能なゲームチェンジャー、極大消滅呪文に期待が集まる展開が熱い。
ヒムはポップに、「なんとか、はがいじめぐらいには持ち込んでやるから」と言った。極大消滅呪文をうけてミストバーンと一緒に消滅しても構わないと言うのだが、この男の献身はどこから来ているものなのだろう。今や普通の生物と違いのないヒム、生への執着もあるだろうに。
ヒムの後々の台詞は、この疑問の答えにもなっているかもしれない。
もう一方の、ダイとレオナと場面。
「ホラ!胸を張ってよ勇者くん!! あなたは勝った…!! 大魔王に勝ったんだから!!」
もうイチャイチャしているようにしか見えずw、レオナの作画の良さもあって、このシーン自体がファンへのご褒美であると感じる。