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全体
良い
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

製作陣のやりたい展開が詰め込みまくってるけど、それらが全て「オタクの熱、そうぞう力は無限大」というテーマを形作るために働いていて、展開はブレブレだったが趣旨はブレてない熱量を感じる作品だった。個人的にタイムリープ作品が大好物なのですごく楽しかった

序盤はコノハちゃんの美少女ゲーム愛に惹き込まれるアニメだった。オタクを見るのが好きなオタクなんで、好きなものに真っ直ぐな人って男女問わず魅力的に感じてしまう。
ただ、肝心の美少女ゲームをほとんどやったことが無いというのと(ノラとと、オトメドメイン、月姫しかやったことない)、さすがに世代が古すぎてついていけなかった。古のゲーム制作法や古のパソコン知識に話が流れていき、当時を懐かしむ人向けの作品なのかもと感じてきた。

そんなときに本格的になってきたタイムリープ要素。このタイムリープ要素が個人的にはすごく刺さり一気にハマった。未来での美少女ゲームの凄さを知っているからこそ、会社を復活させるゲームを作ろうとなる展開には痺れた。タイムリープ作品といえば負の側面を描く作品が多いけど、タイムリープに選ばれたのは必ず意味があると自分は思ってるから、未来を変えるために積極的に動く展開になってよかった。その後もSTEINS;GATEを彷彿させる展開が続き、最初は過去改変に否定的だったまもるクンから全員が幸せになるシュタインズゲートルートを提案されるのも熱かった。ここまでシュタゲを意識してんなら、7話で「コネクト」が流れるところを「スカイクラッドの観測者」にしろよ!とは思ったけど。
まあ、コノハちゃんが未来のソフトをお手本にしてゲーム作って、そのせいで「未来が変わっちゃった( ; ; )」ってなるのは流石にお粗末すぎたが。お前…シュタゲ見てんならそれ覚悟の上じゃなかったんかい。明らかにダメなことやってただろ…。他にも、いろいろタイムリープ作品として不満点はあったが、やっぱりタイムリープ作品ってすごくいいなと改めて思いました。

最後のクリエイター培養展開は破茶滅茶だったし、宇宙人展開も正直いらない要素ではあったし、冬夜も別にいらないキャラだったし、不満点はいくらでもある。まあでも、話を動かしまくって魅せてくる今作に似合う展開でもあった。この破茶滅茶具合はアニメガタリズを思い出す。間違いなく記憶に残る作品でした



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