監督が変わって、レイバーの大立ち回りが増えて、TV版に近い雰囲気だと思う。ブロッケンの起動シーンがカッコ良い。
シャフトはわざわざ最新のレイバーを東側に密輸して、どれだけ利益があるんだろ?よく分からんかった。
季節労働者のおっちゃんは純朴そうな感じに演出されて、後藤の大岡裁きでうやむやになってるけど、やってたことは結構エグいと思う。
後藤と南雲の目で会話してるとこが良かった。
特車二課や警察組織、テロリストの立ち位置とかは劇場版2作品と似てるかなぁと思ったけど、前後編の60分弱の尺は短かったようで、啖呵を切った南雲さんのその後は描かれないし、香貫花達の特攻の目的もよく分からんし、甲斐の人物像の掘り下げも甘く、中途半端というか大雑把な感じがした。
「戦争」という状況とか立ち食いそばとか、押井色が強い。他のヘッドギアの人達はどう思ってたんだろう?
遊馬が周りにキャンキャン噛み付く割に寂しがりで、面倒くさい性格をしてる。
リアル路線を目指そうとすればするほど、ミノフスキー粒子みたいな設定が無いから、二足歩行の兵器なんてただの的にしかならないように見えてくる。
クーデター中でも公共交通機関で東京に戻れるみたい。
虚構大好きな押井らしいエピソード。
太田のやらかし、怪奇現象、遊馬の迷推理、香貫花の名推理をきちっとこの尺でまとめてるのがスゴい。
隊長達が期待した通りの推理をドヤ顔でしちゃう遊馬、恥ずかしい〜。
浴場にも拳銃を持っていって、男湯に素っ裸で突っ込む香貫花のブッ飛び加減が可笑しかった。南雲さんの早着替えもスゴい。多分ビショビショの上に着てるから、色々透けちゃってるよね。
訓練形式だけど、人型レイバー同士の戦闘シーンは初めて?
スポンサーから「ロボットの玩具を売れ」という圧が無いのか、オタク達が好き勝手に作ってる感じ。
『ゴジラ』や『サンダ対ガイラ』のパロディは何となく分かったけど、特撮に詳しかったらもっと楽しめたのかな。
レイバーを送り出す時にやけにモブが豪華に動いてた。
後藤をイジる時の南雲のちょっとくだけた感じが好き。
空飛ぶレイバー(黒いレイバーの伏線←違う)。飛行船を掴んで飛ぶような柔軟な運用ができるのが人型の強み。
東京湾を埋め立てるバビロンプロジェクトにバブルの香りを感じる。
男の匂いがムンムンしてそうな四畳半の宿直室でも案外平気な野明。タフ。