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とても良い

冒頭の本読みでは燈子だけが迫真の演技を見せる。それは現状の燈子の悩みが劇の内容そのものだから。人前で本音を見せたがらない燈子がこのような振る舞いに出てしまうのはそれだけ追い詰められている証拠だろうね
燈子の事では頼りになる沙弥香もそんな燈子を放置する方針。それは過信か信頼なのか
合宿も終わってしまい、軌道修正する時間は無くなっていく

立ち止まって考えるような時間なんて無くて、だからここから事態を挽回するのは難しかったはず。それが変わったのはこれまで二人の関係が変わる際に何度も描かれた踏切から

侑の部屋での燈子は侑に甘え、生徒会長選挙の時のように弱気になる。膝枕を所望し、キスをねだり、侑の胸に抱かれるようにして悩みを打ち明ける。それはまるで姉に甘える妹のような姿
そこで明らかになるのは燈子が本当の自分に価値を見出しておらず、それどころか嫌っているということ。現在の燈子を好きになった侑からすれば納得出来ない話
ここで燈子が侑に改めて「好きにならないでね」と釘を差したのは、既に侑が燈子を好きになってしまっていると気付きながら、それでも友達以上恋人未満の関係を侑に求めて自分が安心できる場所を確保したいからか?

燈子が本当の自分を嫌っていると知った侑。だからこそ、こよみに劇の結末を変更しようと持ちかける。侑が話したのは劇の主人公が三人の内の誰かが描く像を選ぶのではなく、現在進行系の状況の中から自分に相応しい自分を自分の意志で選ぶこと。
夜間にも関わらず侑はこよみの家に向かい、合宿が終わった段階なのに脚本を修正させる。その原動力は燈子に自分のことを嫌いじゃなくなって欲しいから。キラキラしたものに手が届かなかった侑が燈子によって少しずつ変われた。同様に燈子も変わり、少しでも自分を好きなってほしいと侑は願う。
それが傲慢であっても変えたいと願うのはある種の愛情なのかもしれないね

息つく暇もないような追い詰められた状況だけど、何も出来ないわけではない。侑の必死の疾走はまだその余地がまだあると示唆しているように思えた



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