本作に置いてサイタマの実力は圧倒的であり、飛び級でS級認定されたジェノスをして「次元が違う」と言わしめるほど
けれど、そのサイタマの実力ってあまり周囲に認識されていない点は本作の特徴の一つとしてあげられるんだよね。ジェノスがS級なのはこれまでの活躍を見れば特に違和感はないのだけど、サイタマの活躍が全く知られておらず実技で異常な結果を出しているにも関わらず筆記試験の低さが原因でC級というのはちょっと理解しにくい構図
まあ、当事者のサイタマがその事実についてそれ程悔しがっていないから、気にする必要ないのかも知れないけど
むしろ試験を通してヒーロー認定される現状に「俺のなりたかったヒーローと違う気が」と愚痴るサイタマ。
第一話でサイタマが子供を助けるために怪人を助けたことがヒーローの道を進む始まりであったことを考えると、サイタマにとってヒーローとは強さをどうのこうの言うのではなくて、人を助けられる存在かどうかの一点に掛かっているのだろうな、なんて思ってしまった