女性の匂いを何度も嗅いで貴方は今これこれこうですねとか言っちゃう炭治郎ってモラル的にどうなんだろう……
那田蜘蛛山での戦いを経過した炭治郎たち。通常は戦いが終われば日常に帰るものだけど、鬼殺隊士である炭治郎達が帰るべきは次なる戦い。だから炭治郎達にとって必要なのは日常と非日常のギャップを埋めるものでは無く、次なる戦いに向け体を整え直す機能回復訓練となる訳だね
但し炭治郎だけは治すだけでは不十分。自身の言葉の信頼性を高める為に十二鬼月を倒す目標がある炭治郎は更に強くなる必要がある
だから伊之助や善逸が諦めた訓練も諦める訳には行かないし、全集中の呼吸の常時化も目指す
ただそうなると善逸達と目標が違うから行動の共有は出来ず一人になってしまう。でも炭治郎は辞めずに続け、それどころか自分が二人に教える気でいる
そんな有り様はしのぶからはどう見えたのかな?
しのぶは共感できない姉の夢を姉の代わりに叶えようとしている。鬼と仲良くするなんて他の鬼殺隊士に理解を求めるなんて無理だし、その夢を理解できない自分もそれを懐き続けるのは辛い。でも亡き姉の夢だから捨てられない
その無理な状態は他人から歪に映る。善逸が怖がりつつも女神みたいとの印象を抱くように
限界を感じつつも捨てられない夢を持つしのぶ。それでも姉と似た夢を持つ炭治郎を応援する事でしのぶの気は少し楽になったようで
最初は鬼になった妹を助けるために始まった炭治郎の旅は、いつの間にか多くの人の想いを背負うようになったね