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とても良い

今回、画面に映るのは無骨な戦車ばかりでみほ達可愛らしい少女が映るシーンなんて恐らく半分もない
それでも見ているこちらは不満を覚えるような隙もなく高レベルの戦車戦が展開される
これって本当に凄まじい事だと思う

市街戦に入るまでは出来るだけ犠牲を生まない形で試合を進めたみほ
しかし、マウス登場とまほ率いる本隊が到着した事でその戦略も変更を強いられる
みほの凄さは当初の戦略に拘らず状況に応じた戦い方を次々と採用する所だろうね。その意味ではみほの戦略を実現する大洗の面々も素晴らしいのだけど

みほが臨むまほとの一対一。そこに到達するまで大洗の仲間達は次々と落ちる
でも、それは犠牲ではないように思える。
大洗は数も実力も不利な戦いで一つの勝利を得る為にそれぞれが出来ることを積み上げている
ならそれは犠牲ではなく協力であり、最終的に得られた勝利もみほがまほを上回ったからではなく大洗の皆だから掴めた勝利となる。
華が「この一撃は皆の想いを込めた一撃」と呟いたのもそういう背景が有ったからだろうね

試合後、懸案事項だった大洗廃校に触れるのは杏だけ。他の皆は戦車絡みの事を思い思いに話している
廃校回避の為に皆が力を合わせたのは事実だけど、それ以上に戦車道が楽しいから此処まで来れた。それを感じられる一幕だった

仲間を助ける行動をした為に負けて黒森峰を出奔したみほ。そんな彼女が大洗で楽しい戦車道を見つけそれを大勢の前で示せた。まほも「みほらしい戦いだったな」と認めてくれるし、しほも最後には拍手を送った

あれだけの戦いの後に帰ったら何する?と聞かれて女子高生らしいあれこれを上げながらも最後は「戦車乗ろっか!」なんて台詞で締められる。本作の特徴とそれぞれに起きた変化を端的に表しているね

本作は多くの意外性を含みながらも王道ストーリーを突き進んできた。それは見ていてとても気持ち良いもので、このような作品に出会えたのは本当に良かったな



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