それぞれの流儀や戦い方が示される第7話
自分に不向きなフィールドであっても戦い方を心得ればやれないことはない
それでも……といった内容
身長が低くし撮影の趣旨にも有っていないが、それでも気持ちから溢れ出るオーラを纏ってやり遂げようとした千雪
しかし、心はそんな千雪をあっさりと、しかもモデルを辞めたいと思いながら上回ってしまう
そこにあるのはごく単純な持つ者と持たざる者の差
終いには舞台からも……
無理にでも心にモデルの仕事をさせようとする五十嵐も元はモデル。ショーモデルに向かなかった彼女は戦い方を選ばなかったせいで望んだ舞台も色褪せたものになってしまった
だからこそ、モデルとして天性の資質を持つ心が服飾の道に進むことを許さない
結局は彼女も心に「本気でやってよ」と思っている一人なのかもね
五十嵐が自身の経験から学んだ「人はやれることしかやれない」という考え
これは自分の限界は超えられず、型から抜け出せないという意味
だから同じ道を先に歩んだ者として引導を渡せと雫に要求する
なのに、雫は千雪が歩んだ道を後ろから歩いていき、いざとなれば慰める気で居る
五十嵐が言うのは道を歩く者の戦い方について、雫が言っているのは歩み終わった者が出来る支え方の話
戦いが終わった者は戦っている時とは違うことが出来る事が雫の発言からは見えてくる
だからこそ注目される育人の戦い方。
芸華祭は勝ち抜きたいが、心は応援したい。なら、優しくて全てを捨てない育人が心を支えようとする気持ちで選ぶ戦い方とは……
というタイミングでそもそも無事に戦えるの?と言いたくなるトラブルが……