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良い

今のゴーレムとソマリからは円熟した親子関係を感じられるね
親であるゴーレムはソマリを想い、娘であるソマリはゴーレムを想う
そういった関係性を感じられる回

切り株小屋で始まるお菓子作り。親であるゴーレムはソマリのために料理を始めるわけだけど、この時ソマリにも手伝わせているのは印象的
何もかも親がやってしまっては味気ない。子供が成長できる部分も残さなくては

親が子供の為に作り、子供も手伝った粗挽き小麦のスフレ。美味しくないわけがないよね
ただ、それでも涙を流すほど美味しかったというのはゴーレムにとって驚きだろうけど。
感情のない筈の彼から垣間見える嬉しさの本流には見ているこちらまでニンマリしてしまう

歯が抜けたソマリの歯を一度は荷物になるからと断ろうとしたゴーレム。それを思い直して持っていくと決めたのはソマリとの思い出を残したいとの考えが有ったのだろうけど、それ以上に親として求められる振る舞いに準じたように思えた

ソマリとゴーレムは似ても似つかない二人だけど、ソワクからは「親子揃って」なんて言われるくらい、今は自然に親子をしている
でも、要所要所を見ればやはり彼らは普通の親子ではない
スフレを作る際の「雲になるまで」が二人共判らなかったり、歯の生え変わりを知らなかったり
それはやはり二人の関係が親子として始まったわけではないからだろうね

親子関係が成熟し、互いを想い合えるようになったゴーレムとソマリ
だからこそ、改めて彼らがどのようにして親子となるに至ったのか。その始まりが語られるべきなのかもしれない
今となってはソマリの父である自覚有るゴーレムが振り返る二人の始まり。気になってしまうね



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