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普通

強豪梁幽館を前に極度の緊張感を抱きながら、一歩一歩手探りで進むように戦術を決めていく芳乃は何だからしくない感じ
対して、変わらぬ笑顔で「わくわくしてきた」と言う詠深はいつもどおりで見ていて安心するね

新越谷のノックを見て弛緩した空気になる梁幽館は油断しているかと言えば、そうではないのが恐ろしい
舐めているように見えたのは最初だけで試合に入ってしまえば、弱小の新越谷に対して真っ当な試合を展開する。守備は素晴らしいし、攻撃でもあっという間に詠深の魔球に対応してしまう

こうなると芳乃が緊張してしまうのも仕方ない。それでも勝つ為にと必要な策を選べる芳乃はやはり策士か
一打席目敬遠はなかなか思い切った策だけど、負けないためには必要な戦術
これはあの野次の嵐に耐えられる詠深が居るから成立する作戦だね

多くの勝負と緊張が交わされる試合展開
その中で変わらずに野球を楽しんでいる詠深は新越谷にとって力強い存在となりそうだけど……



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