突如始まった断罪イベント。
大見得切って示された「ちゃんとした証拠」がちぐはぐで根拠薄弱だったように、今回の話は何かがズレていくような感覚が付き纏っているね
カタリナへ向けられた悪意はあっさり仲間達によって回避される
むしろ本当の問題はマリア失踪から始まる
これまでカタリナは自分の破滅を回避するために努力してきた。だからヒーロー達から嫌われないようにするとか、貴族じゃなくなっても生きていけるようにするとか自分の為の行動が殆どだった
それがマリア失踪と闇の魔力の話から思い至るようになるのは皆へ及ぶ危害や破滅
あのカタリナが「これなら私一人で破滅した方がどんなに良かったか」と考えるなんて相当の事態
唐突に姿を現した隠しキャラに拠る破滅。
本来の主人公ではなく、悪役令嬢へ向けられたシリウスの悪意
彼の悪意や涙は何を意味するのか、カタリナはここから自分や皆の破滅フラグを回避できるのだろうか