三種類の「かくしごと」の意味が明かされて可久士と姫の生活の背景やあの楽しかった頃からどうして姫の瞳が曇るような未来へ繋がっていったのか。それぞれの隠し事が明かされる最終話
そして隠し事が無くなったぞ、と思った瞬間から思い出が隠される展開は驚き
姫は父の「かくしごと」を知った。可久士は長い眠りから目覚めた
だというのに可久士は記憶を失って…
「かくしごと」は詳らかになったのに、別の隠し事が発生、それを描く仕事で覆い隠す展開
まずは元気になって欲しいと可久士に皆が「かくしごと」を続け、それに姫まで付き合わされるのは何とも辛い…
姫が積極的に自分の正体を明かしたり出来なかったのは可久士の幸福を考えたから
漫画を笑って貰えなくなったと筆を折った可久士がそれらの経緯を忘れて漫画を描いている。その楽しそうな様子はとても邪魔できるものではない
姫は可久士の幸福を守るために「かくしごと」を始める
でも、考えてみれば可久士だって同じなんだよね
可久士は姫の為に描く仕事を隠してた。姫の幸せな生活が守られるように骨身を削っていた
だから可久士にとってどんなに漫画が楽しくても幸福の基準は姫が中心
それを理解した瞬間の姫の瞳が晴れる場面ったら!
描く仕事で隠し事を明かす逆転の展開
楽しかった漫画の思い出と共に姫との優しい思い出が溢れ出てくる様子
一人で誕生日を迎えた姫がこうして18歳になったことをきちんと伝えられるラストは感動モノですよ!
「人は誰でも隠し事を持っている」という台詞で始まった最終話
それがラストシーンには可久士も姫も新たな「かくしごと」を手に持つ展開
漫画家業界を風刺するような描く仕事で始まりながら、未来の後藤家はどうなっているのか隠し事に思いを馳せた中盤
最終話の「かくしごと」には温かい気持ちになってしまいました