第1話から見えていたプロデューサーの不器用さが露骨になった回。
でも最終的にはプロデューサーが不安がるみくに対して何を言うべきかを理解する流れにより、本作はアイドルの卵として成長を目指す少女達と共にプロデューサーの成長も描くのだと判る構成になっているね
このプロデューサーは兎に角言葉が足りない。又、自分の不器用さがどれ程相手を困惑させているかも理解しきれていない
それがみく達を焦らせる。自分達が出したアイディアも「通らない」なんて返されたら、更に気持ちは沈んでしまう
ストライキは自分の声を届けるだけでなく、相手の声をちゃんと聞きたいという行為
プロデューサーは立場的に未確定事項をおいそれと口に出せない。でも、それによってアイドルを不安にさせてはいけない
最終的にみくの涙ながらの言葉にようやく伝えるべき言葉を理解したのは良かったね
プロデューサーの言葉はみくだけでなく、他のメンバーのやる気も取り戻させる。又、プロデューサーが考えたユニット名を未央達は採用した。
これらはアイドルとプロデューサーの協力が成功した第一歩と言えるのかも知れないね
一方で気になるのは未央達の態度
美波達はデビューへの不安感を湛え、みくたちはデビューの為に今出来ることをやった
けれど未央達からはデビューへの緊張感は見えず、ユニット名を自分達で決める事も出来なかった
「私達の時代、始まっちゃうか~」という台詞はどこか不穏な呑気さが感じられてしまう…