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とても良い

プロムが実施され雪乃は母と表面上は和解、刻々と終わりが近づいているのだと感じさせる内容
一方で平塚によって終わりに向かう比企谷と奉仕部の物語に対し別の方向性が提示されたのはとても良かった

比企谷達の言動に見える、言葉や在るべき形にこだわり過ぎる傾向
それが陽乃と似通っていた為に特に比企谷や雪乃は陽乃の言葉に翻弄され、彼らは共依存を打破しようとし、自分達の関係を終わらせる道を選ぶ事になった
それ事態は間違っていないとは思う。でも、それが本当に選びたかった道なのかとも思ってしまう

在るべき形よりも好む未来の形を優先するいろはは印象的
奉仕部としての形にこだわる比企谷に対しておどけた風を装いながらも現実的で理想的な未来を示す
比企谷はきっと受け入れないだろうと判って、しかも無理に受け入れずに済むようにとも配慮している。いろはとしては終わる以外の道もあるのだと教えたかったのだろうね

同じように比企谷を諭す平塚先生。比企谷の内面を自然に引き出し、無理強いしない彼女だから出来る助言
第三期の奉仕部は自分達の関係に戸惑い、それをどうにか在るべき姿に変えようとした
でも、変える中で苦しいと思うのはそこには言語化出来ない気持ちがあるからなんだよね
終わりに踏み切れなかった比企谷、比企谷の袖を離せなかった雪乃
そこには言葉にも形にもならない『本物』の気持ちがある

願い事について結衣は「だいたい叶っちゃった」と言い、雪乃は結衣の願いを叶えるよう促す
どちらにせよ比企谷の願い事が3人の関係が終わる決定打となるのだろうね
『本物』の気持ちを基にした願い、それを口にする事で比企谷は終わりではない別の道を見つけることが出来るのだろうか?



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