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とても良い

大学生っぽさを求めてロゼのフリをしたリゼも、生徒会長を目指してリゼの真似をした千夜も。どちらも誰かの真似をして得られる素敵さよりも自分なりの自然体で居る方がキラキラ出来るというオチに持っていくのは素敵な構成になっているね

久々登場のロゼ。ロゼという存在はリゼの大人っぽさをイメージした存在なわけだけど、最初の頃は正体を誤魔化す遊びであったそれは今回は心理戦の要に。
随分と板に付いてきたロゼのフリは完璧なんだけど、設定がふわふわしているからメグマヤや青山さんにおかしな設定を付与されてしまう
リゼがロゼに振り回されてしまう展開

リゼの正体がバレるのはいつもの勘違いで銃を取り出すアクションから
すっと出た行動が一番リゼらしいもの
ココアは自然体のリゼが好きと評価するけど、ロゼの姿も素敵と評価しているのは良いね
自然体だけを良いとするのではなくて、リゼにはリゼの良さが有り、それを好いてくれる人が居るという事

そう考えると生徒会長に向けて準備をする千夜を見るシャロの目が微妙なものになっていたのは納得
生徒会長になった千夜はそれはそれで新たな魅力を生み出せるだろうけど、それは甘兎庵の千夜ではなくなってしまう。シャロが一番好きなのは甘兎庵でキラキラしている千夜
その想いの象徴があの王冠なのだろうね

王冠を最初に渡されたとき、その形から千夜は世界征服を託されたと思い込んだ。だから冒頭のあの発言に繋がるのだろうけど、シャロが託したのは王冠が持つキラキラさ
甘兎庵でキラキラしている千夜にこそ相応しい王冠。そういった想いは既に託しているからシャロは言葉ではなく、千夜にどうなって欲しいかをあの王冠を渡す形で伝える

いつもと異なる姿に扮したりそれを目指すのも良いけれど、大切なものは直ぐ傍に当たり前のように有ったのだと理解するリゼや千夜の様子は素敵
また、千夜とシャロの変わらずに続く友情にも心温まる内容になっていたね



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