収容区での祭りの準備が進む。それはガビ達が楽しんだような表面的な祭の他に2つの陰謀が花開きつつある様子も感じられる
いつもどおりの間の抜けたコメディ描写が有りつつも、かつて無い戦いが始まる前兆も感じられた回だった
この回では2種類の者が混ざり合っているね。進み続ける者と留まる者
判りやすいのはガビとファルコの関係
ファルコはガビを助けようとこれまでより突き進んだ結果、遂にガビを追い抜くに至った
そして抜かれたガビはファルコの想いを察することもなく、自分を中心に考え変わる様子は見られない
エレンの祖父であるイェーガー医師はもっと判りやすい。彼は患者の身でありながら自分は医者だと名乗ったのはその頃から時間が進んでいないから
グリシャが反乱分子として突き進む原動力となった彼への恨みだけど、その実イェーガー医師は自分の判断をずっと後悔していたという……
何ともやるせない
過去の罪に苛まれ続けるライナー、タイバー家の主として英雄を求めるヴィリー
そこに現れた全ての鍵を握るエレン。壁内人類でありながら進撃の巨人を宿す彼は進み続けた結果マーレにすら到達した
ある意味、過去の罪が形を持って現れたような存在を前にしてライナーはどのような言葉を口にするのだろうか…