以前、アルミンは話し合いによる融和を考えていたけど、それはエレンに拠る力の行使で完全に絶たれ、話し合いは無意味と化した。
今回はかろうじて話し合いが意味を持っていた時期を回想として入れることで、事態の切迫度は増しているのだと伝わってくるね
ヒィズル国から伝えられる地ならしで島を守る為の過程
これは強大な力を持つ世界に対抗する為にはこちらも力を維持して島を守ろうという考えだけど、エレン達が守りたい仲間を犠牲にしてしまうもの
だからエレンは拒否する。この頃のエレンは力の行使よりも話し合いに若干傾倒しているのだと判るね
判らないものが有るなら会いに行こうと言うシーン、仲間達には巨人を継承させないと話し合うシーン
どちらも話し合いによって融和を図ろうとしている。
特にエレンが仲間を大切に思う気持ちは話し合いを通して伝わり過ぎてしまって皆して赤くなるのは微笑ましい
だというのにそれは変わってしまった
力が行使された後は話し合いは意味を持たない
ハンジはエレンの叫ぶような問いに答えられないし、ヒストリアの勝手な行動の理由は誰も理解できない
また、ミカサ達も戦場に招かれ、サシャの死を前にしたエレンの失笑を知った事でエレンを理解できなくなってしまうのは哀しい事態
それでもアルミンは話し合いを望んでいるようだけど……
今のエレンは話し合いを止めて力を行使し仲間を大切に想っているかすら見えてこない人間。果たしてアルミンの想いは話し合いによって何処まで通じるのやら
こんな状態なのに変わらず中二病扱いされるエレンについ笑ってしまえるのが唯一の救い