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とても良い

『七つのさよなら』『スクランブルエッグ』編を通して幾つかの変化を手にした五つ子
これまで同じだったもの、法則性が見られたものが消失し今の五つ子は調和が崩れているように見える
その最たるものが一花の行動だね

風太郎に突っかかってきた武田は五つ子が風太郎の足かせになっていると主張する。つまりは風太郎と五つ子は相容れないとの考え
対して風太郎は五つ子の家庭教師をした事で自分は馬鹿であると知ったと言う。つまり五つ子の存在がなければ自分は調和が取れていなかったとの考え
だから、全国模試一桁なんて大見得を切れる

プレゼントを贈る話を反故にしつつ自分は贈ろうとしていた一花。ただ、その思惑を抱いていたのは二乃も同じ
いつも好みはバラバラだった五つ子。それはそれで調和が取れていたのだろうけど、今回は同じ人を好きになってしまった。それは何かが崩れ始めていることの証明であるように思える

そんな状況だからこそ、四葉の無垢な心が目立つね
風太郎を気遣って千羽鶴を折るのは疲れている彼の体の調和を願って。一方でその行為が五つ子の調和を破ると知ればどうすれば良いのかと泣いてしまう
修学旅行の班決めの際に風太郎を五つ子グループに入れる為に自分を抜きにしようとしたのは少しやり過ぎかもしれないが

五つ子の一部でバランスが崩れだしている中、調和を重視する風太郎と四葉がデートしたことは何処か印象深い出来事
五つ子が同じグループになるのはいつもどおりの筈。けれど、崩れ始めた調和を一身に受けて気まずさを感じてしまう四葉はこの状況をどう捉えているのだろうね?



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