受験日程が明らかになり課題に向かい合う八虎。これは難しい時間だね
好きな事として絵を描きたい。その為には藝大に受かる必要があって、合格水準に達する絵を描けならなければならない。初期衝動が薄れていく
前回は死語と切り捨てられた『受験絵画』が纏わり付いているかのよう
目の前の物を切り取って描いてきた八虎にとって、見えない物を描くのは苦手で望んだ方向性ではない。でも、受験の為には必須技能
苦手で課題の攻略法が見えないから迷う。見えない答えは八虎の描き方すら駄目にしていくね
壁にぶつかったタイミングで森の絵やそれと出逢った感動を思い出させるイベントが有ったのは良かったね
大学では森に逢えなかった。けれど、方向性は変わっても主張が一貫した森の絵は八虎に初期衝動を取り戻させるものになっている
森の絵に込められた祈りが八虎の向かう道を教えてくれる
自分が何を得て、何と出逢ってきたのか。それを思い出した八虎の絵は良い物になったね
けれど『受験絵画』からは抜け出せていないから、結局良い描き方をそのまま答えとしてしまっている。
受験と好きの間で苦悩する八虎に世田介からの連絡は何を教えてくれるものになるのかな?