死が目前に迫る激闘を越えて遂に上弦の鬼を倒した炭治郎達。それは死への道から生還したようなもの
対して鬼である妓夫太郎と堕姫は死の道から戻る事はなく。むしろ生まれた時から死中に居た兄妹だったんだろうなぁという点が見えてくる回想だったよ……
醜い容貌のせいで人間らしい生き方が出来なかった妓夫太郎にとって、輝く美しさの梅を守る兄に成れたのはこの世に生を受けたと同じようなものだったんだろうなぁ…
だから醜い容貌のままでも、仕事や醜さを誇りに思えた。梅が居たから妓夫太郎は生きていられた。だから梅が死に追い遣る世界に報復する為なら鬼に成るのも躊躇わない
死への道で梅の姿が昔のままだったのは純粋さの現れか。なら醜い妓夫太郎とは別の道を行ける。だと言うのに、梅は離れず
兄が妹の為にした行動を後悔しないように、妹も兄の為に一緒に居る事を後悔しないというね……
ずっと一緒と約束した兄妹が地獄の業火へ足を踏み入れる姿には涙が止まらないよ……
天元は死の道から辛うじて生き残れたけど、戦線は離脱。かといってその判断は鬼殺隊の弱体化を覚悟してというわけではなく、この戦いを通して後進が育っていると知って安心できたから離脱できるという
生き残れたと喜ぶ炭治郎達。短い間に彼らは濃密な成長を遂げたようだ。まだ彼らの活躍を楽しめると思うととても喜ばしいね