Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

諦め去ろうとする嵐珠の心境を、パートナーであり似た立場のミアを通して描いたエピソードだったね
嵐珠は誰かと一緒にやるなんて無理だと諦めた。ミアは自分の夢を叶える居場所が無いから諦めていた
そんな二人を変える始まりをあの璃奈が担う構図は本当に憎いね

夢に手が届かないからと、「遣り切った」からと去ろうとする嵐珠の諦めを許さないミア。この違いは手を伸ばす先の違いか
嵐珠は憧れた同好会に近付いた上で手を伸ばしても届かないと知ったから諦めた
対してミアが手を伸ばす先は嵐珠でも同好会でも無い。伸ばす先を履き違えているから嵐珠の諦めを通せない

テイラーのステージではミアらしく歌う事が許されず、且つ居場所まで失った
ミアが求め手を伸ばしているのは自分らしく歌えるステージとなるわけだから、その夢を嵐珠に重ねてもいつまでも届きはしない
そんな彼女に、自分のステージで自己実現を達成した璃奈が寄り添う構図は良いね

ミア・テイラーではなくミアとして夢に手を伸ばす
それを知ったミアなら嵐珠に別の話が出来るわけだね。諦めさせないのではなく、夢は掴めると教える。その為の自己実現のステージ
そうして手を伸ばす先を変えたミアの姿を目前にしたからこそ嵐珠も本当の夢を明らかにせざるをえないわけだ

ソロからユニット、そして皆へ。一人から皆へ繋がった絆の形。そこに孤高の嵐珠は入れる余地が無いように見えて、実は嵐珠の在り方が同好会に影響を与えていたという事実
なら嵐珠が同好会に入れない謂れなんて無い。そして入ろうとするなら夢を掴む手を再び伸ばしたという事であり
新たな自己実現、それを友達と歩み始めた彼女のこれからが楽しみになるラストだったね



Loading...