さみだれに稽古をつける半月はさみだれにとって強さの指標
働いて呑んだくれる氷雨は夕日にとって責任感の指標かな
半月と氷雨という大人が揃った事で、夕日やさみだれがこれから育っていく子供なのだと強調された形。でも二人はこれからの可能性を潰すつもりというね……
さみだれを超える強さを持ち、氷雨に惚れれば一直線にアタック。ヒーローを名乗るし、掌握領域に必殺技名を付けている。そんな半月も大人である事は違いない
そうした人物が相手だから、夕日の卑怯な手段が夕日の残酷さではなく子供っぽさを表す形となってしまうわけだ
だから夕日は少しずつ学んでいかなければならない。相棒に負わせた痛みや酒の味を
そうした意味では半月も夕日にとって良い師匠となるはずだけど、夕日が志すのは子供を見守る大人を裏切るかもしれない野望という後ろめたさ
大人と子供、その二軸が登場した事で本作の面白さが深掘りされれば良いのだけど……