お正月に旅行に温泉に。前回のクリスマスと同じく一郎としおりの二人だけだったら恋人達のイベントとなりそうなものがまちとふみおの存在によって、家族のイベントと描かれている点は本作への印象を大きく上げるね
まあ、中心となる一郎としおりがとてもほわほわした性格である点も有るのだろうけど
久我一家だけで旅行に来たなら、入浴中のまちは誰が見るのかという話になる。でも今回はしおりが居るから、まちを任せられる。更に公衆浴場に不慣れなしおりはまちのレクチャーを受けられる
限られた関係だけで事を進めないから彼らのイベントは穏やかさが増すように思えるね
一方で恋仲の一郎としおりだけの時間も大切
…そこで景色より手元のタブレットに夢中になってしまう辺り二人の「好き」は重なっているんだろうなぁ(笑)
だからきっとしおりの悩みを分け合う形も何の違和感もなくて。だからこそ、恋人達のそういった当たり前の遣り取りを契約が邪魔をする違和感も目立つ
でも契約による邪魔が有ってもほわほわした遣り取りを続けられる二人は素敵だね。本当にお似合いに見える
それでもしおりに一郎や島外の暮らしは似合わないと断言する人物はやって来た
まだ若いカップルはしきたりや親子関係にどこまで抗えるのか。そしてここにまちと文雄の存在がどう活きてくるのか見ものだね