バレンタインとホワイトデーという甘いイベントを描いた後に始まるのは苦々しい恋物語
チョコやケーキに関し美味しさを求めるなら既製品を買えば良い。でも美味しさ以外を伝えたいなら手作りの品となる
それは恋においても似たようなものだったと言えるのかな?
リサが須藤に渡したケーキは失敗したが一纏まりのストーリーとして評価された。それはロボが作ったものなら叶わないもの
でもそれは手作りと話していたから通じる話で。須藤のお返しは美味でも手作りと知られないから美味しさ以外は伝わらない
でも須藤はそれで良かったようで
リサに店のケーキを奢ったレオンは気持ちを伝える気が無かったのだろうね。けど気持ちが存在しないわけじゃないから、押し殺すしか無い
恋を向ける相手が「友達」を求めるなら、面倒さ等を楽しむ余地も無いなら、生の気持ちを消すしか無いか…
その発想は手作り感のないロボット的なもの
レオンの「手作り」に相当するのはきっと須藤新医院に来院した点かな
施術を行うなら他の医者でも出来る。リサとの接触を回避せず来院したのは施術以外に伝えたいものが有ったから
リサはレオンの気持ちに応えられはしない。それでもリサに伝わったレオンの生の気持ちがレオンの選択を変えたのかな……