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とても良い

猫猫が処刑の関係に名を連ねるなら、責任者として情を挟まず処断するのも、情に拠って見逃すのもどちらも正しく出来るのが壬氏
それ以前に、人として彼女の想いに寄り添うなら後宮に留めるべきか?
壬氏は猫猫にどう接したいか、彼女をどう扱いたいか?命令する者とされる者という身分の境があった2人の関係を問う話となったね

様々を考慮して盛大に悩む壬氏に対して、猫猫の悩みは何処かコメディ寄り。本人にとっては至極真面目なのだが…
壬氏は「どうしたい?」と身分を越えて猫猫の意志を尊重しようとしたが、猫猫はこれまで通り身分に頼る。ならそれを変えようとする壬氏が手放すのは当然の話で
どちらにも望ましい結果とならないのはディスコミュニケーションの典型か

そんな二人の再会は妓女と宦官という別の身分が存在する場
接客と賓客、命令を下すのではなく会話で饗す関係性。だからか後宮では交わされなかった言葉がスイスイ出る
壬氏は猫猫の想いを察せられなかったが、猫猫も言葉が足りなかった。肩の荷が下りたような壬氏の挑発はこれまで通りだけど、これまで以上を感じさせたよ

壬氏が猫猫を変わらず受け入れるなら、今度は猫猫が我をどう断ずるかの話になる
関わりたくない後宮、花街と対して変わらぬ鳥籠。全てを飲み下した猫猫が選ぼうとしたのは良い意味の現状維持かな
……だというのに、冬虫夏草に釣られ我を忘れる猫猫は本当にしょうもないなぁ(笑)



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