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とても良い

誘導されているかのように猫猫の正体に迫ってしまう壬氏と本作。勿論誘導しているのは羅漢であり、彼の正体も気に掛かる作りとなっていたが…
疑問の答えは推測や問答を重ねれば見えてくるもの。でも、答えに迫る行為そのものが猫猫の不快感を催してしまう構図は憎らしい

離れの妓女の正体は既に明白。けれど、猫猫はあの場面で答えとなる単語を口にせず、それを思わせる感情も表に出さず
まるで歴史を紐解くように妓女の来歴を語る猫猫はやはり答えを隠している。猫猫が唯一感情を見せたのは「馬鹿な…女…」と言った時だけか
きっと彼女にとってそれだけが他者に明かせる答えなのかもね

妓女と羅漢の関係にはきっと猫猫には判らない感情が潜んでいる。それはきっと梅梅にも。視点を変えれば壬氏も猫猫に持っている感情
猫猫の出生に係る答えは明らか。でも、他者に向ける様々な感情の答えにはついては推理に必要なピースが欠けているから猫猫は答えに辿り着けない

全ての答えに辿り着いているのは怪しい動きを見せる羅漢か
答えを持つ彼は同じ場所へと壬氏や猫猫を誘導しようとする。けれど、自ら推測したわけでもなく辿り着ける答えに碌なものが有るわけがなくて。制御不可能な感情を催させる羅漢は本当に不吉
他方で謎の言動を見せる翠苓も正体が見えない為に不吉さを覚えずに居られないね



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