尺が余ったんだろうけど、冒頭の謎あらすじは本編とテンション違いすぎてちょっと……
グリプス2から放たれるレーザーをガンダム二機で防ぐというのも凄いがそれを信じたオードリーやネェル・アーガマの面々もなかなか。この流れは隠された条文を発表した世界でバナージがこれからしていくことを端的に表わしているような気がする。最終局面がネオジオング戦ではなくメガラニカ防衛であるのは、戦う世界から守る世界へと移る意味もあるのかな?
リディも中盤以降の鬱々っぷりが嘘のよう。まさか彼が「俺たちは祝福されて生まれてきたんだ」なんて言うとは。ミネバ、オードリーの言い換えも秀逸。自身の家の境遇もあってずっとミネバって呼んでたもんなぁ…
いつかのアムロのように虹の彼方に行きそうになったバナージだけどオードリーに呼ばれ戻ってくる。その際に変わり果てたユニコーンの姿を修復しNT-Dも解除するのはまだ人としてやらなくちゃいけないことがあると知っているからか。
連邦との対立もジオンの野望も何も解決できたわけではないし、むしろここから全てが始まると未来の可能性に満ちた終わり方をしたのはなんともこの作品らしい終わり方だった