あの素晴らしい3話からこのような展開へと変化するなんて誰が想像できたろうね
咲はまことの特別を在って良いものと受け止めた。なのに当の咲が自分の『特別』を疑ってまことから自ら離れようとするなんて。また竜二の想いの行く先も宛所不明
この物語はどうなってしまうのだろうね…
誰かを好きになってその人を意識する際には何かしらの変調が現れるのもの
だからそれを示さなかった咲を竜二は不審がり、竜二にそれを見た咲は変調を示せない自身に失望する
他方、別の理由で示された咲の変調を見てまことが勘違いしてしまうなんて思わなかったな。三人の恋心がここに来て厄介な構図を成してきた印象
まことが咲を誤解すれば連鎖的に竜二の想いも誤解する
ただ、竜二はまことが正しく受け取らない状況を利用してかなり踏み込んだ発言をしたような…
竜二は本物の告白をしてしまえば自分達の想いも関係も変わってしまうと知っている。だから何も起きない
でも、そうして『好き』に悩むのは本物だからと言える
咲にはそれが無い
皆との繋がりを求めて特別を作れなかった咲がそれでも求めたまことという特別。彼女視点の過去が描かれた為に咲がまことを好きになった動機を疑わずに居られない構図はキツい…
女装を受け容れられ始めたまことはこれから沢山の特別が出来るかも知れない。特別の無い自分がそれを邪魔したくない
そんな咲の哀しい覚悟は誰かが止めるべきだけど、果たして誰が出来るのだろう…