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とても良い

メイドを拾った次の回で犬を拾うなら次回は何を拾うの?ってなるけど、兎も角メイドさんも犬も人好にとって突然の来訪者であり彼に入居を許された立場という点は共通している
その意味では人好は両者に別け隔てなく接する。だからこそ今回は犬を苦手とするメイドさんが持つ様々な壁を優しく取り払おうとしてくれたのかもしれない

捨て犬に厳しい考えのメイドさんに対して、彼女の考えを否定しないままに彼女の行動にこそ答えを見る人好は良い奴だなぁ
自身の考えを自身が否定していたなら、寄辺とする人好が犬を好くのであれば自分とて無碍に扱いたくない。自分を許してくれた彼の想いを尊重したい
そして、両者を無理なく同居させる人好の気持ちが見えれば見えるほど、そこに温かさを感じられる

ただ、人好の温かさを直視すれば、メイドさんは犬に同じように接してやれない自身の冷たさを見ずに居られない
なのに人好はこれまた否定せず、むしろ彼女の言葉から温かみを見出すね
捨て犬の件を含め、人好はメイドさんが自覚していなかった心を次々と見出してやれる。だからこそメイドさんも自分の心に温かさの痕跡を見つけられる、眼に温かな光を映せるようになる

普通を目指し始めたメイドさんが思うは失敗しても良い自分。つまりそれって慣れぬ分野に挑戦するも同義
キャベツを千切りしたり、あげもちに餌を与えたり、触ってみたり。1人だったら出来ないそれも自分を信じる人好が居るなら挑もうと思える
そうすれば知らなかった他者の温かみを知る事も出来る。苦手を克服できる

極めつけが名付けのシーンかな
彼女にとっては引け目のある名前。当てる言葉は同じでも籠められた意味は大違い。冷たいイメージだったそれに温かさをイメージして貰えた
それは人好が彼女に温かさを見出しているとも言えるね
数々の遣り取りを通して、最初は怖かったメイドさん改め雪から温かい微笑みを見つけられた人好は雪にとって温もりの象徴となるのだと感じられたよ



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