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良い

鬼は永い時を生きる存在である為か、一度でも鬼になってしまえばそこから不変の存在になってしまう。例えば甚夜が31歳にしては若い見た目であるように、箱庭の鬼が200年の時を少女の姿で過ごしたように
だから不変の鬼が変わらぬ景色の中に留まるにはそれこそ周囲含めて不変とするしかなかったのかな…。それが鬼娘が選んだ止まった箱庭の中で他者をも拒絶する時だったのかもしれない
それだけに変わらないものは無いのだ、全てはいつか変わってくれるのだと示してくれるかのような話には温かい気持ちになってしまったよ

変わる象徴は序盤から出ていたね
直次の母は彼にしてみれば厳しい存在であるのは変わりようがない筈だった。けれど甚夜に示した態度のように子の明るさを喜び感謝する心を持つ。それは一つの姿しか無いと思わせた形が不変でないと示すもの
似た話は直次自身にも言える事か
兄が居なければと苦しそうに放浪していた彼の在り方は兄が戻らない限り変わらないように思われた。けれど、直次は兄が戻らないままに兄が遺した意志を受けて変わったね。時を進み続ける力を得たのだと判る

最も象徴的なのはおふうと定長の在り方か
時を拒むおふう、拒むを拒んだ定長。千日手に成りかねない状況が変わったのは新たな家族を受け入れるというとても単純でとても難しい決断を両者がしたからだね
時が止まった箱庭から出る決断であり、新たな時の中で生きる決断であり。鬼が不変を辞めた証となるならば、同様に甚夜も不変でない生き方を選ぶ余地があるかもしれず
今は未だ妹への感情を定めきれていない彼が永い時を生きる中でどのように不変と思われたものを変えていくのか、見届けたいと思えましたよ



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