凛太郎と翔平達は既に無二の親友であるかのように思える。けど、薫子のメモ書きの理由をすぐには話せなかったりと、全てを明かし合っている関係ではない
なればこそ、自宅に彼らを招くというのは「貴方を受け容れていますよ」というメッセージに他ならず。そして受け容れたのなら、他の点にも付いても受け容れてくれるだろうと話してしまったり
相手に踏み込ませても良いと凛太郎が話したパーソナルな部分に対する宇佐美の返しが本当に本当に佳い回でしたよ……
凛太郎が何かを抱えていて話してくれなくても、いずれ話してくれるだろうと信頼出来るようになった朔達。でも、これっていわば凛太郎がアクションを起こさないと始まらないとも言えて
だから翔平も凛太郎の家を訪れるのを無理にとは言えない。凛太郎の許しが居る
でも、凛太郎が欲していたのは赦しなのかもね。家がケーキ屋である事を手酷く言われた過去がある。だから翔平達が素直な驚きを口にしてくれたのは凛太郎にとって最大限の赦しとなるのだろうな
それを見た杏子まで嬉しくなるのも当然というものですよ
翔平達は凛太郎を赦してくれた。凛太郎は彼らを受け容れた。その先にあるのはとてもプライベートな空間だね。家族写真もあれば普段の食事をするスペースも遊びの道具も有る
そこで凛太郎が話すのもプライベートな過去。学校だったら話さないような心の内
だからこそ、一瞬話しすぎた!と慌てた時に宇佐美が何てこと無いように「お前と友達になりたいと思う」と言ってくれた事に救われるんだよね
いや、ほんとあの台詞は良かった……
凛太郎は自身の赦しを欲していたけど、同じくらい彼が赦されて欲しいと願っていたのは彼の両親か
特に杏子の行動は凄いね。小学生の息子が金髪にしたいと言い出した。その先で周囲に受け容れられないのは目に見えている。だから世界の全てが受け容れない訳が無いのだと示す為に自ら率先して…
凛太郎は杏子のそんな気遣いを明確に察しているわけではない。でも母親が居たからあの優しい食卓が築かれたとは判っていて
些細な「有難う」ではあるけれど、杏子の親心に報いてくれるかのような気持ちが籠もった言葉に感じられましたよ…