母を傷付けたばかりの状態から始まるのは魔法の修行と新しい生活環境。他の魔法学校モノやらココが魔法に憧れていた点を考慮すれば、ワクワクするような導入が望まれた筈。けれど、彼女の中には罪の意識と母を想う寂しさが在る。だからか、ココはワクワクと哀しさが綯い交ぜになった複雑な表情を交互に見せるね
ココが憧れていた魔法はキラキラだけでは無いと知ってしまった。知らなかったから母をあんな目に遭わせてしまった。だから彼女は知らなければならない。でも、そうして知るを目指す先にきちんとキラキラした魔法がまだ残っている展開は良かったな
魔法を学ぶ為の新環境での生活。早速ワクワクさせられる水の魔法が披露されたけど、過ちを経たばかりのココは魔法に恐怖を覚える
それだけに魔法は怖くないと教えてくれたテティアは彼女の良き仲間となるかと思いきや…。”知らざる者”なる渾名はココが他の見習いとは微妙に異なる、壁の在る相手だと示唆してくる
また、過去の話が教えてくれるように魔法には知られざる恐ろしさがある。無闇に触れて良いものではないと知れる
それだけにキーフリーがココが持ち得ていた魔法への憧れを取り戻してくれるような光景を見せてくれたのは本当に良いシーンだったな
だからか、続くシーンはワクワクが多少勝るものとなるね
歓迎会でもない夕食で出されたパンやスープは絶品だし、与えられた魔材は魔法使いへの入口そのもの
魔法のイロハを知らないココは魔法の学びに苦戦するけれど、それは知らないからこそ楽しめるものと言えそうだ
他方で知らない弾力を返すベッドはよく知るベッドが在る自宅、そこで凍る母を思い出させる。彼女はどれだけワクワクしてもこうした寂しさから逃れられないのだろうな…
ココの知らないをより嫌な意味で強烈に示したのがアガットか
ココが自分で話したわけでもない母の悲劇を知っていると敢えて言い、魔法使いになるとは何かをココは知らず自分は知っていると突き付けてくる
また、彼女は先生のようにココの魔法陣の未熟を指し示す。アガットが自分の知るを示せば示す程にココの知らないが強調されるような
それだけに彼女が勝手に始める試験を知らない事が多すぎるココはどう乗り越えれば良いのだろうね?