本作って、誰を信用していいか良い意味で判らないのが魅力だと思っているのだけど、この回はその傾向がより顕著に表れていたような
現状では最も怪しく見えるのはアスマ。けど、ハヤトからヒカルの排除を仄めかされた際の表情や諸々の態度から彼は信用できないという認識とて信用できないと思わせられる
アサの電話も印象的。彼女は既に祖母が信用できないと判っている。それでも電話を受けるのはどのような状態であれ、祖母は自分を信用していると信じているからか…。でも、敵はそのような感情をこそ利用する。それはまさしく外道の所業だ
ユルは母親に繋がる手掛かりを知ったけど、デラとハナは信用できない根拠を提示して諦めさせた。現状のユルは他の者よりは二人を信じているから、その助言を聞くと…
そして、デラは信用に限度がある相手を利用して情報収集。あのシーン、互いに腹の探り合いをしているけど、他方でコメディトークもカマしているのは信用の使い方を熟知している者ならではか
今のユルはそこまでではないし、同じようにケンだって信じられる者は限られている。誰を信じて良いか曖昧な局面でも、絶対に裏切らないのは自分。そうして独りでも戦える力を身に着けようと刃を研ぎ澄ます少年達の心の在り様に思わず哀しさを覚えたよ…