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とても良い

2話分纏めての感想です

ノーマークだったのが恥ずかしくなるくらいに良作
イスラム文化を舞台にしたアニメとして珍しさを覚えれば、モンゴル帝国に蹂躙される側というのも珍しく思える。個人的にはそうした未知に近しい本作は智識を深めるようなもの
そして主人公のシタラも智識の重要性を知った事で人生が変わったようで。ただし、彼女の人生を変えてくれたのは2種類いて、その影響は真反対。ムハンマドは彼女に良い変化を与えた、トルイはシタラに悪い変化を与えた。でも、本当に大事なのは誰に何を与えられたかではなく、何かを得られる立場になる為に何を得ようと努力するのか、という点なのかもしれない。シタラの強烈が過ぎる始まりを見てそう思ってしまったよ

シタラは奴隷として自分の人生を思い通りにできる存在では無かった。だから逃げようとしたが、自分の人生をどうするかという智識がない彼女では辿り着ける場所もなく
ムハンマドが与えたものはきっかけか。彼はシタラの人生をどうすべきかという智識は与えなかった。代わりにシタラが何をすれば人生をどう出来るかという学びを与えた。それは彼女の人生を変え得るものであり、彼に魅せられる、小さな恋の始まりとして十二分なものだね
一方でアニースは知識が有ればどのようにも人生を変えられるわけでもないと忠告してくれるね。2話の展開はそれを判り易く象徴している

モンゴル軍による蹂躙は容赦ない。一切の抵抗は許されず一切の自由意思は差し込めない。そこに己の人生を決定づける隙はないし、一歩踏み外せば死が待っていると判らされてしまう
だから唯一縋れるのは近くに居ないムハンマドの生存。そして、その希望すら絶たれたなら余計に彼女らには己の人生はどうする事もできない。ズムッルドは絶望の中で幻想に安らぐ死を、アニースは行き場のない人生に終幕を。そしてシタラも…
という段になって持ち掛けられた交渉。ここで智識の源泉たる本が彼女の人生をどう変え得るというのだろうね?



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