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とても良い

ソルコクタニの密命はモンゴル崩壊やトルイの立場を案じる懸念が源流にあるのか
現状はオゴタイが新皇帝となり、兄弟達は彼を認めている。それでも形が定かでない絆を儚いと思えば、現状は危うく見えてしまうもの
ただ、本来は危うさや懸念に対しては制度や法によって制御すべきもの。けど、その点についてはオゴタイが誰に告げるともなく独り言ちる姿に現実と理想の距離を感じてしまったよ

チャガタイ陣営に潜り込む手段は奴隷の入れ替わり。奴隷が迷子になる状況というのはくらくらする話だが、遺失物として集約された後に主へと返される制度は面白いな。そうしたルートがあるから、ちょっと雑さのある入れ替わりが成立する
また、チャガタイの言葉や迷子奴隷の言葉からも見えるが、制度がある程度行き渡っているなら、奴隷だってそれなりの生き方を見つけられる。奴隷のまま家族を設けられて、そこが”都”になってしまう
でも、そうした制度は誤魔化しでもあるんだよね。今は極端な不幸を感じていなかろうと、それは元々彼女らが望んだ生き方ではない。強制された人生

だからこそ、強制する者は強制される者の心を本当の意味では判らない。チャガタイは制度として人を守れても心は守れない
その点、ドルゲネの暗殺告白を「仕方ない」で流したオゴタイは王の器を持ちつつ、制度で守れない心の鬱屈を感じ取れているかのよう
それでもドルゲネが表面上はモンゴルの法に守られ、制度上はモンゴル皇帝の妃であるのは事実。立場としては満たされている。なのに心から消せないだろうモンゴルへの憎しみ
そんな彼女とシタラの出会いはモンゴルへの復讐を内側から行う上で、どのような意味を持ってくるのかな?



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