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良い

時行って兄や父に似ておらず、逃げ上手はどのように育まれたのかと疑問だったのだけど、この叔父の影響かぁ。いや、傾向は違うんだけど、生きる為にどこまで振り切れるかという点がこの時代の武士と全く異なっており、そうした行為にある程度の充足感を覚えてそうな辺りは時行に影響を与えてそうな印象を覚えたよ。まあ、あんな叔父を唯一尊敬してそうなのが時行という時点でお察し下さいな人間関係だけどさ
さておき泰家生存により鎌倉奪還の機運は高まった。それだけに機を逃しかねない頼重の予知や天狗の出現は気になる所

諏訪に居れば危ないから、逃若党に居れば危険が高まるから。そうした発想は一種の逃げ。但し、逃げをマイナスの動きとせず、逃げ上手ならではの遣り方で転機とするのはこの作品らしいね
玄蕃は自分では勝てない敵に対峙した為にそれを理由に逃若党から逃げたって良いだろうに、むしろこの機会に技強化に向かうとは。これまでの自分から逃げつつ、新たな自分へと進んでいくかのよう
逃げ時を失したのに、気付かず吹雪の鍛錬や泰家の生き汚さに触発される玄蕃の姿は今後へのプラスとなっていくと予感させるね

諏訪に居れば危険だからと敵の本拠地のような京に遣るなんて凄い話
でも、それは逃げをマイナスに終わらせない賢い方法。時行は今は逃げていても良いが、鎌倉奪還の将となる為には天下を知る傑物へと成長しなければならない。その意味で京を知るはプラス、むしろ逃げ要素なんておまけかのよう
この旅に同行するのが泰家なのは逆に良いのかも。彼の生き汚さは一見すると酷いものだけど、生きる為に手は選ばず後悔も恥も見られない。だから、あのような醜態の直後だろうと”天下の北条”を名乗れる
普通であれば泰家って良い教師とは成らないけど、時行にとってのみ天下を生きるとはどのようなものかを知る上で彼ほどの適任者は他に居ない…のかもしれないね



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