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とても良い

時行達が京へ来た目的は一時的な避難であり京の学びであり。尊氏暗殺絶好の機会とはいえ、予定に無かった行いをしようと思えば、まずその判断が正しいかと詰め直す必要がある。二通りの意見が出てくるなんて良い郎党達ですよ
ただ、時行としては絶対に殺したいというより、聞きたい事があるとの理由で暗殺決行か。時行にとってはいつの間にか対尊氏の行動も学びの一貫となったようで
なら、公宗が暗殺失敗を悟られながら、逃げもせず責任を全うする姿を目撃できたのも一つの学びと言えるのかな

鎌倉以来の尊氏との対面はあまりに意外過ぎる展開に…
これまでも尊氏の尋常ならざる面が強調されてきたけど、今回のは鳥肌レベルだったな…。時行にとっては鎌倉や一族を滅ぼした不俱戴天の仇、なのに尊氏は時行の顔を覚えていないどころか鎌倉滅亡すら何となくやったかのような口振り…。幼い頃の時行は自分を見つけてくれる尊氏を平素から信頼していた。だから裏切られた時のショックが大きかった。時行の人生は狂ってしまった
なのに尊氏はまるでそこには何の価値も無いかのように……。その上で自分を殺そうとするなら殺さねばという確固たる信念だけは有している。歪んでいる

後に狐次郎は「俺達の年じゃ負けて当然」と皆を励ます。確かにその通り。今回の暗殺だって偶然知った情報が基だし、正成の助けが無ければ皆生きて帰れたかは怪しい。その助けだって一度きりの情けによるもの
時行は倒すべき相手達と同じ土俵にすら立てていなかった小さな子供
けど、子供だからこそ彼らは学ぶ機会も必要もあると。今回の京見学は時行達に信濃に居たままでは知りようもない様々を見せてくれた、尊氏の恐ろしさに直面出来た
尊氏を倒せる確信が得られたわけではない。それでも何も知らなかった時よりは勝率が上がったのではないか、そう思える悔しさを含んだ内容でしたよ



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