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とても良い

ティエンは細目だから怪しい…なんて勝手に思っていたのを反省させられる程、彼はロゼの保護者代わりをしているね
確かに今のロゼって人里離れた湖の中で他者を拒絶するような暮らしをしている。また服飾や食べ物に関心を持たない様子は自分が他人からどう見られているか、どう見られたいかを考えてもいないのだと察せられる
なら、新しいローブを欲したのはそれこそ誰かの視線を意識したからであり、彼女が少しだけ外に開いたからであり
そりゃ親代わりのティエンにとって嬉しい変化だよなぁ

けど、ロゼ自身は自分に訪れた変化を肯定的に捉えきれない。そもそもの理由が叶わない片想いに拠るものだし、ハリージュはロゼに会いに来ているわけじゃない。あくまでも仕事の関係
だからといって割り切れもしないからロゼの内心は慣れぬ他者との交流に適切な距離を保てないと。まあ、この点は依頼関係なのにロゼに突然触れたりするハリージュの距離感のおかしさも一役買っているんだけどさ
ロゼはハリージュとの適切な距離を見出せない。だから…あんな開けっ広げになってしまったわけだ(笑)

ロゼにとっての不幸ははしたない姿を見られた罪に留まらないね
ハリージュの名を知っていたのに隠していた罪、魔女の秘密を明かした罪。更には他に想い人が要るだろうハリージュに片想いする罪まで知られたら…
逆に幸福と言えるのはハリージュが真摯な騎士であった点か。彼はロゼの罪を不問にするどころか、魔女の命すら当然のように尊重した。彼の性格がよく表れている
それどころか彼女に美味しいパンを運んでくれるなんてね
ロゼとハリージュの間には埋め難い距離がある筈だった。けど、ロゼが彼の優しさに触れる度、二人の距離は近付いていくかのようですよ!



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