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とても良い

夢佳の件、大喜が「このままじゃ駄目だ」と思い始めたものだから、彼が積極的に介入して仲を取り持つかと思いきや、そこまではしないか
夢佳が懸念するのは千夏の練習量。同じ部活人である大喜はそこが大事であると判っているから、大会近くでピリピリしている千夏に余計な話は持ち込まない。けど、応援はしたいからお弁当に想いは詰め込むし、入り切らなかった分はプラスαで伝える
それは千夏が今頑張っている事を判っていると伝えると同時に、もっと頑張りたいと努力している千夏を応援するものであるね

けど、こうした頑張りの応援って同じくらい頑張っている者同志だから伝え合えるものでもあって
裕奈の苛つきは象徴的。彼女からすれば千夏は人一倍努力している人。そんな人から「こうすれば良かった」なんて言われたら心がキツい。受け止めきれない
残酷なのはここで千夏がキレ返さない点か…。夢佳を知る千夏は自身を特別と思わない。だから自分に説教する相手は特別なのだと苛つく裕奈にも自分を落とした上で寄り添おうとする
すると、頑張りたい千夏に寄り添ってくれる人は居ない。褒めてくれた夢佳は居ない…

だからこそ、千夏は猪股家で暮らす中で元気を貰えているのだろうな
辛い早朝、同じ時間に起きる大喜、活き活きとしたサボテン、ご飯を作ってくれる猪股母。そこには等量の頑張りがあるね。誰かだけが頑張っているのではなく、皆が同じように頑張っている
特に大喜の言葉は素晴らしいね。「真面目だな」という千夏の言葉は大喜の頑張り力への憧れが籠められている。しかし、大喜とてしんどい時はあるし、千夏のお陰で頑張れている
恐らく、千夏は大喜が語らなかった辛さは少し感じ取っているんだろうなと想像してしまう。だからこそ、語らず千夏の参考となるよう言ってくれた大喜に「真面目だな」なんて返したのだろうし
二人は互いの存在に支えられ頑張れていると判る

千夏と夢佳のピリピリした会話、ここでも千夏は相手に寄り添おうとするね。踏み込むなとアピールする相手に仕方ないと割り切り謝る。それはウザい程に正しい姿勢だから、夢佳は千夏の否定に走ってしまうのか…
夢佳が語るのは千夏の存在が負担だったという告白。千夏は夢佳と頑張りを支え合っていたつもりだったのにね…
夢佳にすれば千夏は努力の人、脇目も振らない筈だから男子といちゃつくなんて許せない。ここで千夏が大喜の存在と自身の頑張りは同じ、紐付いていると返したのは良かったな。今の千夏にとって大喜は無くてはならない人物
なら、千夏の預かり知らぬ場所でも絶えない努力を続ける大喜の走りが報われて欲しいと願ってしまうが……



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