なんでも器用にこなす感じのいい青年が、自分の弱さを含めて自分と向き合い続けて作品に昇華していくまでの、青さを感じるいいジュブナイル作品だった。 受験生として共感できる点は素直に共感して楽しめるし、全く異なる点は新鮮で、人間くさい八虎たちの苦悩と強さが魅力的だった。 龍二の話も時間が限られた中でよくまとまっていていい機転になったし、芸大受験に苦悩する受験生の姿はありきたりだけど心打たれた。
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