内陸旅行に行くか迷う報瀬。
お互い放っとけるっていうのはいい友達の証拠。
なかなか友達が出来なかった結月にとって、何よりも嬉しい言葉だよね。
「そこに着いたらもう先はない。終わりなの。もし行って何も変わらなかったら、私はきっと一生今の気持ちのままなんだって」
ずっと頑張ってなんとか辿り着いた場所、でもそれが終わって虚無になるの怖いもんね。
それでも行くと決心。
母のいた証を必死で探してくれる友達。
見つかったパソコンのパスワードは恐らく報瀬の誕生日で、開いたメールからは報瀬が幾度となく母に送った大量のメール。
報瀬がお母さんを想う気持ちの大きさみたいで、涙が止まらなかった。